Annealing & Polishing /アニール加工とポリッシュ加工

 アニール加工(焼なまし)とポリッシュ加工(磨き上げ)は、ジュエリー製造過程に施されるとても重要な加工のことで、ボディジュエリー製造分野においては初めて、アナトメタルが設立当初から標準加工として今なおこだわり抜かれている品質であり「思いやり」です。

【アニール加工 】ANNEALING → 柔軟性

 この加工はジュエリーに非常に適度な柔軟性をもたせる為、ステンレス・リング等の開閉、ビーズの取外しがとてもスムーズにできます。(ある程度の太さまでは手での開閉も可能。)  また、その柔軟性はビーズをしっかりと噛むので、ビーズを突然なくしてしまうといった事も少なくしてくれます。


このアニール加工には2種の手法があります。

・Anneal      (アニール)通常の作業と同じように大気中で行う。

・Bright-Anneal  (ブライト・アニール) 水素中で酸素と全く遮断した状態で行われる。
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アナトメタル・ジュエリーは全てブライト・アニール加工が施されています。

 このブライト・アニールは、適度な柔軟性をもたせるだけではなく、素材自体に見違えるような”光沢”を産み出す効果があります。酸素を全く遮断した状態で光輝熱処理を行うことにより、表面酸化を防止し、でこぼこのない鏡のように綺麗な状態に仕上がります。こうして産まれた素材自体の光輝性の上に、最終行程のポリッシュ加工で更に磨きあげられた素材は、目を見張る「輝き」でジュエリーに生まれ変わります。

《柔軟性をもつ事による安全性》

 ジュエリーの素材は、生成される段階で一度極端に密度の高い状態になります。この「全く柔軟性を欠いた状態」にある素材は、いくつかの悪条件が重なると突然暴発したかのように折れてしまう危険性を伴います。
 そうした金属の特徴からみても、基本的に常に身に付け続けるボディピアス・ジュエリーとしての安全性を確保する為には、この加工は必要不可欠とされています。
 また、通常、ステンレス製12ゲージ程度までのものであれば内径サイズにもよりますが、ビーズの着脱、リングの開閉が手でも可能です。*注1)  オープナーなど工具を使った場合についてしまいやすい「細かな傷」は、デリケートなピアシング・ホールを直接的に傷めてしまうだけでなく、こうした溝はほんの微細なものでも雑菌の繁殖処となり得るため、衛生状態を非常に悪くしてしまう危険性があります。
 こうしたところから発生するトラブルを避け、私達のピアシングを安全に守る為には、この [アニール加工=柔軟性] はとても重要な働きを持っているんです。 現在では基本的とされるこのアニーリングですが、ボディジュエリー製造分野において、はじめてフル・アニールによる製作を取り入れたのがアナトメタルです。

*注1)
内径サイズの大きなステンレス製品であれば10ゲージ、8ゲージくらいでも、ビーズの着脱だけであれば工具無しで比較的可能です。一方、タイタニアム/ナイオビアム製品の場合にはステンレス製品に比べかなり硬度がありますので、ビーズの着脱だけではなくリングを開閉する必要がある場合には、14ゲージ程度でも工具を必要とする場合があります。


【ポリッシュ加工】POLISHING → 光沢

 ポリッシュ加工とは、ジュエリー製造の最終段階での磨き上げのことで、その優劣はそのまま「ジュエリーの輝き」としてとても解り易く現れます。

 全てが手作業により丁寧に磨きあげられたその輝きは、ジュエリーそのものが光を発しているようにも思わせるほどです。


アナトメタル・ジュエリーのポリッシュ加工は

・HAND POLISH    (ハンド・ポリッシュ)全て手作業で磨きあげを行う。
・MIRROR FINISH   (ミラー・フィニッシュ)鏡面仕上げ
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 先のブライト・アニール加工によって生まれた「素材の光沢」に加えて、さらに鏡のように
映り込むほど完璧にポリッシュされたジュエリーは、非常に滑らかな「艶」と「輝き」を持ちます。



《ポリッシュ加工による安全性》

 手作業により丁寧にポリッシュされたジュエリーは、細かい傷もつきにくくかなり長い期間身に付けていてもその輝きはなかなか劣ろえることがありません。

 ポリッシュが十分でないジュエリー表面は、短期間の装着でも輝きが鈍り見た目の美しさを損なうばかりでなく、ピアシングホールの順調な治癒を大きく妨げてしまう危険性があります。なかでも、大量生産性の高い安価なものでは磨き上げを簡略化する為、工業用オイル(研磨剤等)を塗布し機械作業によってこの重要な最終行程を終わらせてしまっているものも大変多く出回っています。
 こうした工業用オイル等の影響を受けてしまった場合、アレルギー反応やその他諸々の問題を引き起こしピアシングを治りにくくさせたり、醜い傷跡(ホール周辺の黒ずみ等)を残してしまう事に繋がる恐れがあります。

 また、こうした粗悪なジュエリーには問題点がひとつでおさまる事が非常に少ないという点も知っておく必要があります。ピアシングホールへの影響というだけではなく、体質変異等、私達の身体に関わる目には見えにくい大変重大な問題に繋がる危険性が含まれているかもしれません。
 そうしたジュエリーの安全性を確かめるポイントとしても、このポリッシュ加工による「ジュエリーの輝き」は、とても重要な意味をもっているんです。

*注2)長期間装着しているステンレス製品、18金製品は、柔らかい布などで表面を磨いてあげればかなり輝きを取り戻します。

このように「アニール加工」と「ポリッシュ加工」は、私達のピアシング=身体を安全に護る為”必要不可欠”な製造工程であるといえます。ですが、これら加工を施すには大変な「手間」や「時間」「お金」がかかるのはいうまでもなく、現在世界中に溢れるジュエリーメーカーの中でも、これら加工による品質を標準維持するメーカーは残念ながらまだまだほんの僅かです。
 ただ。ひとつ言えることは、これら重要なクオリティを世界のスタンダードとしていくのはメーカーだけではなく、身に付ける私達ひとりひとりの「求めようとする気持ち」が確かなものをかたちにしていくのだと思います。
 熟練の技術者によりひとつひとつ丹念に仕上げられた "本物" を、皆さんが目にし、そして手にし、身に付けた時、そうではないものとの違いを肌で実感し納得して頂けることと信じます。





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